バカラハーモニー・例外的に修理した事例

ハーモニー修理不可

バカラの「ハーモニー」シリーズは、縦に入ったカッティングが美しいですが、

飲み口の辺りまでカットが入ったものは、通常はお修理をお断りしております。

 

ハーモニー断面図

カットにより、グラスの厚みに薄い部分があり、研磨やカットの振動に耐えきれず、割れる確率が高いからです。

 

ハーモニー修理不可

(↑)こちらのグラスは通常でしたらお断りするところなのですが、失敗した場合は廃棄して構わないとご了承いただいた上で、カットいたしました。

 

(↓)V字の谷の厚みが、一番厚くなるところ(真ん中)辺りでカットいたしましたので、グラスの高さは半分ほどの、ショットグラスとしてリメイクになりました。

ハーモニー・カット後ハーモニー・カット後

飲み口は丸くなるように研磨いたしましたが、断面のV字のカット部分が、若干、口に当たりますので、多少違和感があるかも知れず、あまりおススメはいたしません。

 

※カット・研磨の時に、大変、集中して神経を使います。

ガラス修理のご依頼もたくさんありますので、上記のようなハーモニーで大量の修理は承りかねます。

 

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