こちらのアンティークは、トーマス・ウェッブの、おそらく壺だったものをリメイクしたランプです。
白い被せガラスのカメオ(彫刻)が美しいランプですが、一部、欠けている部分がありました。
まず、黄色ガラス部分の欠けを埋めます。
幅わずか4mm、厚さ1mmに満たない程の小さなガラスの欠片を研磨・カットして作ります。
カメオの欠け復元後の写真がこちらです。
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履ける「ガラスの靴」をオーダーメイドで製作
こちらのアンティークは、トーマス・ウェッブの、おそらく壺だったものをリメイクしたランプです。
白い被せガラスのカメオ(彫刻)が美しいランプですが、一部、欠けている部分がありました。
まず、黄色ガラス部分の欠けを埋めます。
幅わずか4mm、厚さ1mmに満たない程の小さなガラスの欠片を研磨・カットして作ります。
カメオの欠け復元後の写真がこちらです。
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ヴェネツィアンガラス鏡の部品修復例です。
(↓)繊細な細工の施されたこちらの部品ですが、裏面の銀が所々剥げ落ち、釘が無くなっている所がありました。
(↓)修復したものがこちらです。
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もとは普通のワイングラスだったものですが、持ち手部分が折れてしまい、修理をご希望でした。
頂き物でどうしても残しておきたい・使いたいとのことで、持ち手の折れをきちんと接着しても、強度的に実用でお使いいただけませんので、間に補強として蜻蛉玉の繋ぎをいれることにしました。
(↓)ワイングラス補強デザイン案
どうしても残したい・使いたいお品は、完全修復する以外に、リメイクして残す方法もございます。
ぜひ、ご相談ください。
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金彩の剥がれた部分の補修は、メーカーごとに製法が違い、完全に同じ色での復元は出来かねます。
(↓)グラスの上の欠けのある部分にメッキ系の金彩、側面カットの部分に焼付塗装系の金彩があるもの。
しかも、このグラスの場合、1つのガラス器にメッキ系の金彩とエナメルなどの焼付塗装系の2種の金彩が施してあり、2つの金彩の焼付する温度が異なるため、完全修復出来かねるものでした。
■代わりに、修理として対応
(↓) まず、欠けの部分を研磨しました。このままでもリメイク品としてお使いいただけますが、
(↓)側面カット部分の焼付塗装系の金彩に合わせた色で再塗装して修理いたしました。
金彩の修理方法もいくつかあり、承れないことはありませんが、完全に同じ色での復元は出来かねます。
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バカラの「ハーモニー」シリーズは、縦に入ったカッティングが美しいですが、
飲み口の辺りまでカットが入ったものは、通常はお修理をお断りしております。
カットにより、グラスの厚みに薄い部分があり、研磨やカットの振動に耐えきれず、割れる確率が高いからです。
(↑)こちらのグラスは通常でしたらお断りするところなのですが、失敗した場合は廃棄して構わないとご了承いただいた上で、カットいたしました。
(↓)V字の谷の厚みが、一番厚くなるところ(真ん中)辺りでカットいたしましたので、グラスの高さは半分ほどの、ショットグラスとしてリメイクになりました。
飲み口は丸くなるように研磨いたしましたが、断面のV字のカット部分が、若干、口に当たりますので、多少違和感があるかも知れず、あまりおススメはいたしません。
※カット・研磨の時に、大変、集中して神経を使います。
ガラス修理のご依頼もたくさんありますので、上記のようなハーモニーで大量の修理は承りかねます。
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